表面加工

普通インキとUVインキの印刷ができます。

特殊処理はOPニス、マットOPニスや疑似エンボスなどができます。


1.OPニス(微光沢)

最も採用実績に多い表面加工で、印刷面に光沢を与えることで印刷効果を高めます。インキ皮膜を保護し対摩擦性を高めることで、色落ちを防ぎます。

2.OPニス(マット)

OPニスとは対照的に印刷表面の光沢を抑え、落ち着いた雰囲気を演出します。

3. UVコート

ニスコートの一種で、紫外線を照射させることで乾燥・硬化させる表面加工です。水性ニスより光沢が高い、耐久性や耐光性も高く、摩擦によるキズが付きにくいです。コストは水性ニスより高いが、フィルム系(PP貼りやPET貼り)に比べて低いです。 

4.プレスコート

紙の表面にプレス液を塗布し熱版で表面を平滑にすることで艶出しをする加工です。より光沢の高い鏡面仕上げで、高級感を演出します。熱を加えるので、若干の伸縮が発生します。

5.PP貼り

印刷済みの紙にポリプロピレンフィルムを圧着させる表面加工で、印刷表面に優れた光沢や耐摩擦性を実現します。高級感を演出する最も高価な表面加工です。

6.PP貼り(マット)

PPとは対照的に印刷表面の光沢を抑え、落ち着いた雰囲気を演出します。機能や耐摩耗性はPPと同じですが、濃い印刷色は傷が目立ちやすくなります。

7. エンボス

エンボス加工・デボス加工は、凹型や凸型の版を用いることで印刷物に凹凸をつけます。印刷物そのものに、浮き出して見えるような立体感を作り出す加工方法です。 

8.箔押し

オリジナルのロゴや絵柄を、名刺や紙袋などの印刷物へスタンプのように簡単に転写させることができます。箔の色は選べられます。金属色、フルカラー、白黒などがあり、化粧品やプレゼント箱に高級感を与えます。 

9.  スポッUV

版にはシルクの絹目のような大小の穴が空いており、版を作成していく際、インキを通さない穴を乳剤で塞ぐことでデザインを描いていきます。設備と操作は簡単、コストは低いが、環境に悪いのでコストが高い。

10.窓貼り

このプロセスでは、パッケージの表面に1つ以上の窓を開け、パッケージの内容物を確認できます。裏側にラミネートを貼り、 主にお菓子、化粧品、食品で使用されます。

11.疑似エンボス

疑似エンボスとは、2種類の性質が異なるニスを使用した印刷手法です。その2種類のニスとは、ざらざらとした質感が特徴のオーバープリントUVニスと、つやつやとした質感が特徴の光沢UVニスとなります。金銀オイル紙によく見られます。

12.マットグロス効果

明るい効果と部分的な艶消し効果の両方を有する印刷方法だから、マットグロス併存の視覚効果があります。 

13.全面エンボス加工

柄の付いたローラーを使用し、圧力をかけて紙の表面に模様を作成する処理方法です。 それによって、紙の表面の質感を高めることができ、アート感をもたらすことができますが、金銀カード紙には適しません。